
How about "IVY"
ファッションにおいて主役にはなりえないが名脇役といった役どころで、なくてはならないアイテムの一つであるベルト。スーツなどフォーマルなシーンでのセオリはーは別として、カジュアルな場合、アイビー少年的には、文字通りアイビーベルトがおすすめだ!そこで、アイビースタイル必須アイテム Vol.4は、「アイビーベルト」。
目次
- ベルトの歴史。
- アイビー少年必須のベルトは、‟アイビーベルト”。
- ”アイビーベルト”とは?
- 5つ穴のセンター留めがセオリー。
- アイビー少年的コーディネイト。
- アイビー必須は、アイビーベルト。
ベルトの歴史。
ベルトを締めなければパンツが脱げる。なんていう事もないであろう今日になったが、その昔ベルトは、パンツがずり落ちないための道具でしかなかった。
さらにその昔にさかのぼっていくと、古代ギリシャ時代、肩または腰に巻き、その留め具に剣を挿して使う「バルテウス(BALTEUS)」なる武具があった。階級制度の厳しい時代において、肩や腰に巻くのは ‟階級" を示すための象徴だった。それから時が流れ、軍人以外は武具の所有が不必要となったが、階級を象徴するものとして使用され続け、宝石や貴金属で豪華に装飾されたベルトも用いられていた。
その後、次第に薄れていく階級制度に伴いベルトの存在も影を潜めていき、パンツが落ちない為の道具は、"サスペンダー" が担っていく事となる。
また日の目を浴びるようになったのは、比較的最近で、労働者が穿くジーンズの普及と共にまたベルトが普及し、今に至るというのが有力な説である。

装飾的な意味合いが強い現代から考えると、その歴史はかなり古いと言える事になる。
アイビー少年必須のベルトは、‟アイビーベルト”。
フォーマルであれば、靴の色に合わせて黒と茶の細めのレザーベルトを1本ずつ用意するのがセオリーだ。では、カジュアルの場合は??
アウトドアやワークーシーン用に少し太めのレザーベルトも持っていたいが、アイビー少年的必須ベルトは文字通り、「アイビーベルト (正式には、リボンベルト)」に決まりだ。
「アイビーファッションと言うもの自体、日本で生まれたもの」と言う記事を書いたが、このアイビーベルトもまた、日本にしかない言葉である。
アイビーファッションについては、過去記事で↓↓
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IVY (アイビー) ファッションとは、どんなファッション?
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アイビーベルトとは、どんなベルトか見てみよう。
”アイビーベルト”とは?

アイビーベルトは、一般的に細くてストライプゴム(エラスティック)のものや、テープ(布)で出来ていたりする。Dリングやバックル式のものもあるが、革との組み合わせのものが雰囲気があっていい。
5つ穴のセンター留めがセオリー。
ゴムであればある程度サイズフリーだがあまりにも大きいおなかの方はチョイ厳しいのである。なるべくフリーサイズではなくて固定サイズを選んでもらいたい。
5つ穴の3つ目に当たるセンター留めがセオリーだ!

サイズは、アメリカブランドであれば、30、32、34、36・・・とインチ表記が多く、パンツよりワンサイズ上のサイズが丁度いいサイズになる。30インチのパンツを穿くのであれば、ベルトは32インチ。といった具合だ。

私のような体形の人は頑張ってダイエットしてほしい。しかしながら体自体が大きい方はラルフローレンやブルックスブラザースで見つけられるはず。一番最後に購入したのは、アバークロンビーのものだった。

※同様なもので、マリンを意識したアンカーやラット鳥などの刺繍をモチーフにしたものもあるが、それはアイビーだけどアイビー少年らしい感じがしないので、なしにしよう。
アイビー少年的コーディネイト。
必須のボタンダウン、そしてチノパンに、アイビーベルト。本来これで十分、完璧だ。今回主に使用した、ベルトがグリーンだったので、ちょっとだけアイビーリーグを意識してコーディネイトをしてみた。


アイビーリーグには、それぞれスクールカラーがある。各々に合わせて、カラーのコーディネイトを楽しむのも、一つの楽しみ方だ!
アイビー少年必須は、アイビーベルト。
先にも述べたように、実用的な点から考えると、今の時代ベルトは不要なのかもしれない。だが、ファッション的な点から考えると、ベルトの有無で、見た目の印象も格段に変わってくる。
シーンによっていくつかの種類が必要であるが、アイビー少年的目線として、「アイビーベルト」は、間違いなく一番最初にあげるベルトとなる。
よって、アイビー必須アイテムVol.4 ベルト編は、「アイビーベルト」と、認定する。


※当ブログのアイビースタイル必須アイテムについて
まず初めに、アイビースタイル必須アイテムとしてご紹介していくものは、私の単なる見解とおすすめの着こなしに過ぎません。その昔のアイビーブームの頃の着こなしや話も書きますが、当時のブームの着こなしとは全く違う"別のもの"として捉えて頂きたい。
何故そんな表現をするかというと、日本がアイビーブームだった頃、私自身アイビーに憧れるアイビー少年だったからである。アイビー全盛期の世代の方々にとっては全然違うとお叱りを受けそうな内容もある事は承知の上で、アイビー世代の少し下の私の時代「アイビー少年の話」として各記事を楽しんで頂ければと思います。