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アイビースタイル必須アイテム Vol.1 ボタンダウンシャツ

How about "IVY"

時代の変化と共にアイビースタイルも変化しているが、アイビースタイルには必須のアイテムが存在する。まずは今も昔も変わらずアイビースタイルの代表はなんといっても、「ボタンダウン」のシャツだろう。

そこで、「アイビースタイル必須アイテムVol.1 ボタンダウンシャツ」と称して、昔ながらの着こなしのルール話や、今のおすすめの着こなしを架空の人物「アイビー少年」になぞらえて、伝授しよう!!



目次

  • ボタンダウンとは?
  • "ボタンダウン” というワードも日本のオリジナル。
  • ポロカラーのデザイナーはポロプレイヤー?
  • アメトラを確立した、ブルックスブラザーズ。
  • ボタンダウンはオックスフォードに限る。
  • ボタンダウンは洗いざらしで着る。
  • アイビー必須アイテムは、白のボタンダウン。

”ボタンダウン”とは?

まず、初めにボタンダウンシャツとはなんぞや?という方の為に。

EDDY

ボタンダウンシャツとは、襟先をボタンで留めたシャツの事である。その名の通りで分かりやすいでしょ?

襟先がボタンで留められている。ボタンダウンはノーネクタイでも襟元が美しい。

では、「アイビースタイル必須アイテム Vol.1 ボタンタウンシャツ」ルーツと着こなし方に進んでいこう。

アイビースタイルについては、過去記事で↓↓

IVY (アイビー) ファッションとは、どんなファッション?

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”ボタンダウン”というワードも日本のオリジナル。

今や、アイビースタイルに限らず、ボタンダウンシャツは世間一般に広まっておりますが、この ”ボタンダウン”というワードも、VANの石津謙介さんが作ったワードである。もともとは200年の歴史を誇るブルックスブラザーズ(通称ブルックス) が1896年に「ポロカラー」と名付けて初めて販売。

ボタンダウンの元祖、ブルックスブラザーズのポロカラーシャツ。

それ故に、「ボタンダウンというワードが世に浸透した今でもブルックスはこのシャツを頑なに、ポロカラー呼んでいる。」と言われいるが、オンラインサイトの表記も "Button-Down"だし、近年ではアメリカのブルックスの店員にポロカラーと尋ねてもほぼ通じず、ボタンダウンが通じるのである。

???

時代のせいであろうか。それともバイトのお兄ちゃんだからなのであろうか。

ポロカラー誕生。デザイナーはポロプレイヤー?

ブルックスブラザーズの創業者の孫 ジョン・E・ブルックスが英国でポロ競技を観戦した際、プレイヤー自身が襟が風にはためくと邪魔になるという理由から、襟先をボタンで留めていたのを見て考案。アメトラを確立したブランドの一つでもある、ブルックスのポロカラーは、瞬く間に ”大ヒット” するのである。

アメトラを確立した、ブルックスブラザーズ。

ボタンダウンの生みの親として、また、アメトラを代表するブランドとして語らずにはいられない、名門「ブルックスブラザーズ」。今後も必ず登場するブランドであるが、簡単にご紹介します。

ブルックスブラザーズは、イギリス生まれの伝統的なスタイルを合理性や利便性を考慮しアメリカ独自に変化した、アメリカントラディショナルスタイル(アメトラ)を確立させたブランドの一つで、アメリカファッション史に名を刻んでいる。そして「ブルックスブラザーズ」は、米国内だけでなく、世界中にアメリカントラディショナルを普及させたブランドなのであ~る。

ブルックス ブラザーズの伝統、妥協のない品質を表す「ゴールデンフリース」のシンボルマーク

ポイント

1816年、N.Y.に誕生、200年の歴史を誇る。

アメリカントラディッショナルを確立し、歴代大統領にも愛される。

ボタンダウンシャツの生みの親であり、米国内では初めて既製スーツを販売。

ボタンダウンはオックスフォードに限る。

さて話はもどるが、アイビースタイルの必須として、まず一枚選ぶとすれば白のオックスフォード生地のボタンダウンシャツである。オックスフォードという点が、実にアイビーなのだ。

オックスフォード生地というのは引きそろえの双糸(細糸)と一本の単糸(太糸)で織られた生地のことである。できれば元祖のブルックスブラザーズや今でもアメリカで生産しているギットマンヴィンテージがオススメだが、ちょっと値が張る。なので国産のものでも良い。

ボタンダウンは洗いざらしで、着る。

ここからは、着こなしのルール

まず大前提として、アイビー少年は、ボタンダウンはプレスせずに洗いざらしで着る。

これぐらい "シワ” が付いている雰囲気が、アイビーらしい!

前開きで長袖」が基本である。留めるボタンは一番上一番下以外。外すのとしても、上からニ番目までである。三番目まで開けるとアイビー少年ではなくなる。今の若い方のようにボタンを全部留めもまた、”アイビー少年ではない” ファッションスタイルである。

アイビー少年は清潔で清閑でなければならない。おじいさんやおばあさんが思わずお小遣いをあげたくなるような雰囲気でなければならない。

そして、もう一つ両袖をまくり上げることを忘れてはいけない。

そして、ボタンダウンの襟ボタンを、‟留めるor外す” に関して、言っておきたい。

これについては様々な見解があり、

  • 昔の写真でも外しているからOK‟
  • わざと外している
  • 外れてしまったか、留める前であったか

実のところ、どれが正解かは分からない。ただし、実際に当時の学生の写る「TAKE IVY」を見返しても、イケてない学生も時には登場しているし、外れている姿も見受けられる。

また、なかにはバンカラの精神に類似したものと表現する方もいるが、バンカラ精神ならば余計に襟のボタンは外さないであろうし、外す事を面倒に思うに違いない。

「たまたま洗濯して外れて面倒だからそのまま着てる」がいかにもバンカラっぽい。

先に述べたように、アイビー少年は清潔で清閑でなければならない。なので当然の如く、襟のボタンはいついかなる時でも留めるのである。

襟先のボタンを外してしまうと、襟のロールの美しさも台無しだ
EDDY

最後にもう一度、おさらいをしよう!!

復習するがボタンダウン着用の際は、洗いざらし襟ボタンは留める。前ボタンは上から1~2までは開けても良い。両袖はロールする。忘れていたが、シャツの裾はパンツの中に入れることが基本であるが出しても良い。パンツINする場合には腰回りにシャツを膨らませてベルトをする。

アイビー必須アイテムは、白のボタンダウン。

半袖シャツや柄もの、かぶりのシャツ(プルオーバー)など色々あるが、ここでは『白のボタンダウン』がアイビー少年の代表アイテム、アイビー必須アイテムと私の独断で決めた。


※当ブログのアイビースタイル必須アイテムについて

まず初めに、アイビースタイル必須アイテムとしてご紹介していくものは、私の単なる見解とおすすめの着こなしに過ぎません。その昔のアイビーブームの頃の着こなしや話も書きますが、当時のブームの着こなしとは全く違う"別のもの"として捉えて頂きたい。

何故そんな表現をするかというと、日本がアイビーブームだった頃、私自身アイビーに憧れるアイビー少年だったからである。アイビー全盛期の世代の方々にとっては全然違うとお叱りを受けそうな内容もある事は承知の上で、アイビー世代の少し下の私の時代「アイビー少年の話」として各記事を楽しんで頂ければと思います。


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