How about "CAMP"
「山ガール」や「キャンプ女子」などの言葉が生まれるほど、トレッキングやキャンプなどアウトドアが人気の非常にいい世の中になって来たと思う。
"いざ、始めよう”と思っても何をどう始めたらいいのか分からない。何をやるにしても初めてやる事というのは、そういうものである。
キャンプは楽しみも多いが、要領をつかんで慣れるまではハードに感じる事も多い。テントに泊まって自然の中で寝る事を目標にしたいが、まずは、デイキャンプ(日帰り)で楽しもう。そんなキャンプの際、「持っていたい3つ」のアイテムをご紹介します。
目次
- まずはデイキャンプから始めよう。
- 初めに揃えたいキャンプ道具3アイテム
- 必要最低限、高級品が全てではない。
- デイキャンプで、おいしい食事。
- まずは手軽に、バーベキュー。
- 焼き代は、焚火台を使おう。
- 3つ目は、ナイフ。ちょっと個人的だけど。
- 道具も内容も少しずつ増やしていこう
まずはデイキャンプから始めよう。
キャンプと言えば、テントを張ってそこで一夜を過ごす。日常の世界から離れたこの"時間は格別"だ。やはりそこを味わって頂きたいが0から全てを揃えて、「はい、やってみよう!」は、結構大変である。
まずは、デイキャンプ(日帰り)で、アウトドアの楽しみを思う存分に満喫するところから始めよう!
初めに揃えたいキャンプ道具3アイテム
まず、初めに揃えたいアイテムは、3つある。もちろんスタートとして始める「デイキャンプ」でも使用していくが、後々テントで寝る「キャンプ」になっても、使い続けていくアイテムである。
- バーベキューセット
- 焚火台
- ナイフ
この3つがキャンプを始めるにあたり、揃えたいアイテムである。イスやテーブルなどももちろん必要なアイテムだが、そこは本記事では省略する。正直そこは、何でもいいと思っている。これも、丈夫さを求めたり座り心地を求めたりするのであれば、ピンキリである。年に数十回行くとかそんな風になれば必要なのかも知れない。年に何度か行くのであれば、コールマンがコスパ的にもいいのではないだろうか。
必要最低限、高級品が全てではない。
『キャンプを始めるにあたって、道具は何を揃えるといいですか?』。
キャンプ歴50年のおやじにはこんな質問が多い。
ただ、初めに断っておきたいのだが、キャンプ歴は長くても、今のキャンプブームの影響で注目されているスペシャリストと呼ばれる人たちやキャンプマニアではない為、そういった類の方達とは違う回答になってしまうと思う。
スペシャリストやマニアの方達は、ランタンはどこどこのこれで、ストーブはあそこのがいい、テントはこれです。などと自身の経験や嗜好をもとに、その道具について熱く語りきちんと説明もされているが、なんせ私の場合は行政のお手伝いで数年間100人キャンプの隊長をやっていた事と、年に度々キャンプ(時にはファミリーで、時には友人たちと)を50年に渡り、続けてきただけなのである。
なので、格別、道具に対して拘りがある訳ではない。とは言え、イイモノや優れた機能を持つ道具に興味がないわけでもない。そのような道具は、キャンプを快適なものにしてくれたり、いざという時には非常に頼りになるものである。
経験を積みながら、自身の環境に合わせて、道具を揃えていくのもまた、キャンプの楽しみの一つであると言えるだろう。
なので、道具の話となると物足りなく感じるかも知れないが、自然を感じながらの究極の遊び、キャンプの楽しみ方は人よりも心得ているつもりだ。
そんな私が、まず初めに"揃えて置くといい"と思えるアイテムを、事項から詳しくご紹介していこう。
デイキャンプで、おいしい食事。
デイキャンプで、まずやりたいのは料理。自然の中で頂く食事は、普段では味わえない。炊飯器ではなく単純に鍋でご飯を炊いただけでも極上に感じられたりするものである。プラス、カレールーを作って、カレーライスなんかも後に楽しみたいところだが、意外に時間がかかったり、火力の調整が上手く出来なかったり。と慣れるまではハードルが高い。
そこで始めやすいのが、バーベキューだ。比較的簡単ではあるにも関わらず、火を起こし炭焼きで頂く肉や魚、野菜なども、家での調理では味わえないご馳走に出来上がる。
まずは手軽に、バーベキュー。
バーベキューは、炭をおこして網をのせれば、あとは自由に焼けば良い。食材の他にちょっとだけ道具があると、非常に簡単に楽しめる。
まず、このバーベキュー、そして事項の焚き火台の際も必要だが、火から手を守るために、手袋は必要だ。ディアスキンのグローブなどが雰囲気も出て絵になるが、最初は軍手で十分。でも必ず着用することをオススメする。
そして、焼く際の串だ。串はステンレスのモノがいい。表面だけでなく内側にも熱を伝えてくれるからである。100均でもOK。何でも良いのだが、長さが重要で21cm~40cmと長めのものが焼きやすい。持ち手が木製の柄のモノであれば熱くならず、持ちやすい。21cmと短めのモノも選んだのは、子供向けにおすすめ。
私のおすすめなのはこんな感じ
IMMEAのバーベキュー串6本SET で、¥1,795と手頃なのもいい。Amazonで購入可能。
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食材は、ウィンナー、肉類は種類はどれでもいいが、豚のバラなどが比較的、簡単かもしれない。煮込み料理用の肉は、火が通りづらいので避けよう。大きくカットして豪快にかぶりつきたいところだが、一口サイズ程度の小さめにカットする事が焦がさず均等に上手に焼けるコツだ。
肉以外の野菜や魚介類は、柔らかく型崩れしやすいものは、串から外れてしまうのでNG。簡単にできるものは、なすび、ピーマン、玉ねぎなど予算が合えばアスパラも良し◎。
色々な食材が一本の串に刺さっていると今風に言うと、"映える”。しかし、火の通りにばらつきがあるので、生焼けや焦げの原因になりかねない。回数を重ねて火加減などが分かるまでは、1つの食材の串がベスト!!
現地でカットして、串に刺して作るのも楽しいが、自宅で作って現地では焼くだけにしておくと、より時間に余裕が出来る。
なんにせよ、初めは様々な事に想像以上に時間がかかるので、ゆっくりと楽しむ為にも、下準備をする事が望ましい。
焼き代は、焚火台を使おう。
すぐにバーベキューコンロの話を期待されそうだが、まずはバーベキューができればよしにしよう。焚火台があれば、バーベキューもでき、焚き火もでき、一石二鳥なのである。
なぜこんな事を言うのか?と思うかもしれないのでお答えするが、テントでの宿泊も、味わって頂きたい醍醐味ではあるが、それよりも更に、焚き火を味わって頂きたい為だ!!焚き火が好きなのだ。焚き火の何とも言えない魅力を感じてほしいのだ。
最終的には、絶対焚き火台は、持って頂きたい。だったら、バーベキューコンロとしての役割も兼ねる焚き火台から、揃えちゃえ!という話なのである。
焚き火台もピンからキリなのだ。
予算がなければ安いものでも良し、最近長女からプレゼントされたコールマンのこれなんか最高だと思う。
足が折りたたみで袋カバー付き。持ち運びに便利だしサイズ感も非常に使いやすい。
そして、コレ。
スノーピークの高級品でも良し。グリルブリッジや焼き網までついているので、バーベキュー&焚き火に対応でき、完璧だと思う。
今、行方不明になってしまっているのだが、スノーピークが注目される30年程近く前から使用していた。重みがあるので持ち運びの点を考えると△だが、丈夫さはお墨付きだ!がんがん燃やす焚き火をしたいのであれば、間違いなく、コレである。なんせ良いけれど値段が高い!! 使えば良さが分かりむしろ安いと思うようになる。
たかだかキャンプ歴50年の私が言うことだが、今回の「これから始めるという点」から考えると、総合評価でコールマンに軍配をあげよう!!
コールマン(Coleman) 焚火台 こちらも焼き網も付き、バーベキュー、焚き火とどちらも楽しめる。
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3つ目は、ナイフ。ちょっと個人的だけど。
そして最後にもう一つ大切なアイテムをお勧めしたい。それはこれだ。
うり文句はピカソが愛用していた品なのだ。だからどうなのと言われれば困ってしまうが、私ががキャンプを始めた最初に購入したモノは、このオピネルのナイフ9番(刃渡り9cm)だった。ステンレスでローラーが下についているので簡単に刃がでないので子供にも使わせられる。
理想は9番のタイプを2本、そして12番を1本、3本持っていて欲しい。
9番12番と言っているが、大きさの違いでこのシリーズ6~12番まである。9番(刃渡り9cm)は料理用として。ほとんどの事がこれ1本で十分である。12番は刃渡が12cmで少し大きい。これが大切。12番は木の皮をむいたり小枝を切ったり落したり出来るのだ。
ファミリーキャンプを始めた時、長女が3歳を迎えたのでオピネルを与えた。たしか好日山荘で1,280円。この値段でフランス製なのがとにかく嬉しかった。今は少し高くなった。30数年たってるので当然だ。それでも、9番12番共に、3000円を割る。
最後のこのナイフに関しては、ほぼ個人的な思い入れが強いが、ナイフは後に、必ず必須のアイテムになる。手頃な値段という点もおすすめの理由だが、錆びにくく、メンテナンスの手間もかからないので、実に初心者向けなのである。
道具も内容も少しずつ増やしていこう
食器もホーローのメキシカンホーローがおすすめだが、なければ自宅の食器でOK。100均のプラスチック製でもかまわない。焚き火台と炭を購入して火を起こせば立派なバーベキューができるのだ。
拘る方は薪で火を起こし炭を乗せるのだが、難しいようならば文化焚き付けを使用したって構わない。
SNSの発展により、誰もが芸能人のように注目される世の中になった。写真映えのするアイテムを揃え、お洒落なアウトドアを楽しんでいる方もいる。それもまた一つのスタイルとしていいと思う。
でも、根本を忘れないでほしい。キャンプのスタイルは個々で違うのだ。安いアイテムや必要最低限の道具で行う事は、別に恥ずかしい事ではない。むしろ、日常の便利になった生活とは違い、自然を味わうキャンプという遊びを本当に楽しもうと思えば、その方が正しいのではないか?とさえ、思える。
もし少しのチャレンジ精神があれば薪を持っていきオピネルで皮をむいてみよう。焚き付けを作ってみよう。時間をかければ誰でも出来るのだ。
初めての時は、本当に想像以上に時間がかかる。でも、それは時間(経験)が解決してくれる。余裕が出来ると「あれをしたい。これをしたい。」などの新たな欲求が生まれる。そうなった時、それがステップアップの時で、自分に合った道具を増やしていけば、いいのだ。
今回おすすめした3アイテムは、あなたがステップアップし、キャンプ上級者になった時でも、使い続けて頂けるアイテムである。
キャンプ歴50年の親父はただ、キャンプという究極の遊びを沢山の人に体験してもらいたい。そう思うだけである。